077 大島工業有限会社(白老町)

会社存続の危機からの改革 全員参画による技術経営で業績回復

代表者 大島 明 業 種 製造業(金属製品、板金加工、建築金物)
創 業 平成16年設立
所在地 白老郡白老町字石山68-13
電 話 0144-83-3170 U R L

社長の思い

創業の原点は、仕事とこの工場(事業)を継続し、従業員の生活の基盤を得ることである。独立当初は、赤字を背負い、金融機関の理解も得られずに、会社存続の危機すら感じた。当たり前のことを当たり前にやり、顧客の求める品質、納期、コストを実現するために、全員参画による技能経営を指向したことが、今日の業績回復につながっている。

企業概要・背景

平成16年、横浜の大島工業(株)から分社独立。大島工業(株)は、大正12年に横浜にて道産子兄弟が創業した鍛冶屋にさかのぼる。平成に入り岩手県東北工場、白老町工場を展開し、その事業部から独立した。横浜の勤務経験者の他、白老、苫小牧等の地元社員で構成。薄版鋼板の一貫加工を得意とするほか、最近では建築金物分野にも事業を広げている。

活用した強み・とらえた機会

強 み

薄版鋼板のプレス加工(抜き、曲げ)から溶接加工、塗装、組立てまで一貫して対応可能。道内暖房設備製造企業とのケーシングの取り扱いが多い。

機 会

独立当初は、採算割れや受注不足等で事業の継続が危ぶまれる状況。社員と危機感を共有し再生の機会を得た。 新規販路拡大のために道内各所に営業展開し、建築金物という新たな分野への進出のきっかけを得、この機会を捉える。

先進性・独創性・特徴

社員教育を重要視し、多能工化を推進。加工の種類と行程からなるマトリックスを用い、各社員の技術水準を可視化。評価、給与にも反映し、モチベーションの向上を図る。 標準化、平準化、カイゼンなど、QC活動を推進。特に作業の閑散期はよい機会と考えて重点的に取り組む。 月次決算開示など経営状況を共有化し、社員の経営に対する参画意識を高める。

今後の展望

独立以前からお付き合いいただいている企業に支えられ、薄版鋼板加工を中心にやってきたが、1社依存や1業依存は事業継続上リスクが高いため、事業ポートフォリオの必要性を感じている。新規顧客開拓と建築金物の取り扱いを強化し、受注請負、OEM、自社ブランド製品の開発をバランスよく進めていきたい。

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