
今も豪快に噴煙を上げる恵山は、約1万年前の大爆発の繰り返しによって誕生した標高618mの二重式火山です。
この恵山一帯は道立自然公園に指定され、ツツジの群生地としても特に有名です。五月下旬から六月中旬にかけてエゾヤマツツジ、サラサドウダンツツジなど六十万本が一斉に咲き誇り、山全体があざやかな紅色に包まれます。夏にかけては本州の二千メートル以上の山でしか見られないようなシラネアオイやイワカガミ、ガンコウランなどの六十余種の高山植物が群生して、秋には紅葉の絨毯が観光客の目を楽しませています。
また頂上からは駒ヶ岳、有珠山、羊蹄山や青森県下北半島が一望できるなど360度の絶景が楽しめます。
また荒々しい山の姿からくる神秘性によって古くから、地域の人々の信仰の対象ともなってきました。
頂上には御殿と呼ばれる広場があり、大権現が奉祀されている恵山権現堂と噴火活動によってつくられた賽の河原には多くの人が訪れ、霊場としての賑わいも見せるなど、まさに町のシンボル的存在です。
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