同社は、道東の金物店数社がコンピューターによる共同発注・共同配送を軸に、新しい経営戦略の情報を共有するために設立したもので、現在8店舗が同ネットワークシステムにより稼動している。さらに、卸売業や運送業の無線LANハンディーターミナルによる「ピッキング出荷検品システム」や「3PL事業者向けシステム」を稼動させ、システムの整合によるSCM「サプライ・チェーン・マネジメント」を確立しようとしている。また、インターネットの普及により、インフラの整備が進展していることから、Webを応用した顧客管理システムの開発にも着手している。(CRM=カスタマー・リレーションシップ・マネジメント)現在、「情報処理センター」と「納品代行センター」を統合し、札幌市東区に本拠地を置いている。
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1.小売店の発想で構築
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中小企業庁が平成7年度新規に打ち出した「中小流通業業務革新ネットワーク推進事業」は中小の小売り・卸売業が10社程度で連鎖化し、厳しい流通変革の時代に対応しようというものであった。 この考え方を実現しようと、7年11月に釧路・十勝の金物小売店仲間が釧路市内で勉強会を開いた。この時の様子を社長は「商工会地域では、各々の商店街の活性化やスタンプ事業等の広域連携が話題の中心であるが、他町村の同業者とのネットワークの輪が拡がれば、人口1万人未満の小商圏にある小売店でも大手と同等の価格と品揃えができる。と考えて呼びかけた」と話す。特に「問屋主導型のネットワークではなく、小売店の発想から構築しようとすることが前提であった」と強調する。 平成8年度に入って「参加企業から、国の助成措置等を待つのではなく早急に稼働できる態勢をとるべきとの声が強く、7月に会社を設立した」と参加企業の積極姿勢があって早期実現に至った経過を話す。 |
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2.売上至上主義から脱却 |
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数年前から、厚岸町・弟子屈町の店舗で、2万点を越える品目がコンピューター登録されPOS(販売時点管理)を通じて商品の自動発注、納品・在庫チェックや販売・仕入情報の総合管理が実行されていた。
社長は「従業員1人当たり年間売上高6〜8千万円という実績もあるが、何といっても商工会地域にある小売店がこのシステムを活用することで、売上至上主義に陥らず、ローコスト経営による適正利益の確保につながる」とし「一番のメリットは、システムの独自開発で時間と多額の費用をかけず、POS端末設置と扱い商品の登録(作業は無料指導)で済むこと」と説明する。 |
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