北の先駆

「人との出会い」を大切にし、「創意工夫」と「良いものをより安く」を目指す

株式会社 刀禰建設

 企業プロフィール
代表者 刀禰 清貴
業種 建設業(総合工事業・一般土木工事業)
資本金 1,000万円
年商 8,300万円
創業年月 平成7年4月(法人化:平成8年3月)
従業員数 正社員2人
所在地 二海郡八雲町熊石平町152番地

1.経営方針・経営理念
「創意工夫」と「良いものをより安く」が社長の信条、また「人との出会い」を最も大切にしており、人的ネットワークは広範囲にわたる。

2.企業の先進性・独創性による結果(現在のセールスポイント)
 建設業土木工事業を営む傍ら、建設業ソフトランディングを目指し新分野へ進出した。
 新規事業は海洋深層水を活用しての塩とにがりの製造、深層水を分離した脱塩水の製造で、当社の塩は苫小牧市の王子サーモン(株)で手づくりの高級スモークサーモンに使用され、また函館市のタナベ食品(株)でもタラコ生産にも現在使用されている。
 深層水濃縮装置と脱塩装置を導入し海洋深層水を4種類の水(濃縮塩水・淡水・ミネラル水・塩水)に分離することにより、多用な活用を図っている。
 特に4種類の内の一つは、濃縮塩水から製塩することでの大幅なコストの削減、ミネラル水は豆腐製造や農業分野への活用用途が図られている。
 また、昔ながらの平釜製法で時間をかけて作られる海洋ミネラルが豊富で塩角のとれたほのかな甘みが感じられる塩商品「万葉の詩」「ミルシー」「塩もっち」「天然にがり ビターナ」「ビターナタッチ」がお薦め。

3.経営革新支援法認定状況について
承認年月 平成16年9月
計画期間 平成16年9月〜平成19年3月
テーマ 『熊石海洋深層水・脱塩水の生産性の確立及び商品開発事業』
取組内容  熊石海洋深層水塩の増産と副産物を活用した新規事業開発のため、増産体制として深層水原水の濃縮装置(RO)の導入と現状設備の効率化への改良を行う。
 新規事業開発として、副産物として算出される淡水の有効活用のため、電気透析脱塩装置(RD)を導入し、食品加工、水耕栽培、特殊飲料用ミネラル原水等用途別の脱塩水の製造技術を確立し、製品全体の生産コストの大幅な低減を目指し、主業である建設業の依存度を低減させ体質の強化を図る。
認定申請 平成16年6月18日(承認日:平成16年9月2日)

4.先進性・独創性を有したきっかけ
 機会(時系列
平成2年 「檜山海域プロジェクト推進協議会」(檜山支庁と管内各町で構成)が地域活性化振興策として海洋深層水の取水に適した地形を有する熊石町を対象とした構想を提案し、その後「檜山マリンサイエンスパーク構想」等を提案。
平成5年 同年7月の北海道南西沖地震により活動は一時休止したが、その後有志等の民間団体「海洋深層水で熊石を活性化する会」が結成された。
平成11年 熊石沖の海洋深層水を採水調査して安全でクリーンな良質の海洋深層水が確認された。(海洋科学技術センターと北海道立地地質研究所との共同研究)
平成12年 「熊石町海洋深層水利用基本構想」が策定。
平成13年 町海洋深層水取水施設建設に着手。(試験分水期間)
平成15年
同上の町海洋深層水取水施設が12月より本格稼動を開始
 強み(時系列)
平成13年 町内の異業種18名が任意グループ「深層水利用促進研究会」を結成し、刀禰社長はその中心・中核メンバーとして参加し、道立工業技術センターの全面的な協力関係を築いた。
平成13年度 道の地域新産業創造活動補助金を採択された。
平成14年度 道の地域政策補助金(ソフト分)を採択された。
平成15年 11月に同社が中心となって熊石深層水(株)を設立し、海洋深層水を利用した商品サービスの開発・販売体制を確立した。
平成16年 経営革新支援法の認定を受けた。(補助金470万円)

5.商工会経営指導員の関与
 指導内容(時系列)
平成7年4月 建設会社より独立開業を支援
平成8年3月 法人化(有限会社)に伴い支援。
平成12年4月 法人化(株式会社)に伴い支援。 (同年5月に社長は熊石商工会理事に就任)
平成15年度 熊石商工会が商工会等広域連携等地域振興対策事業「地域特産品等開発事業」に取り組み、社長は委員(工業部会長)として同事業に参画。
平成16年度 熊石商工会が「特産品等販路開拓支援事業」に取り組み、社長は委員(工業部会長)として同事業に参画。
平成16年6月 中小企業経営革新支援法に基づく経営革新計画の申請について支援。

6.今後の展望
 塩・にがりの増産体制が図られたことにより新たな販路開拓を目指すと共に、深層水脱塩水による農業・畜産分野への使用普及、商品開発への普及を図っていきたい。
 また、3年前より町内の相沼地区で「本わさび」の試験栽培にもかかわっていることから、ミネラル水の利活用を図って行きたい。





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